孫正義氏にみる、国内最高峰の経営手腕は全ての自治体で導入すべき
どんもっす。
皆さん、この記事をご存知でしょうか? 👇
そう、ソフトバンクの孫正義氏が後継者の一人に選んでいるアローラ氏の記事です。
個人的には
キターーーーーーーーーーーーーー\(^o^)/
といった興奮度合いの記事なのですが、皆さんはどうでしょうか?
私が最も興奮している記事内容はこちら👇
孫さんには、2030年に時価総額200兆円で世界のトップ10になるという目標があります。~中略 ~ でも日本のトップに君臨するトヨタでさえ、時価総額は約28兆円。日本に目標を実現できる人材がいないと見た孫さんは、時価総額約44兆円のグーグルで上級副社長を務めたアローラ氏に目をつけたというわけです
この記事、衝撃的ではないでしょうか?
この記事を書いた記者は、165億払う価値があるのか、今後のアローラ氏の手腕に注目などという、とんちんかんなコメントを残しています(これで記事を書いて、お金がもらえる日本は幸せだ)。
また、世間でももっぱらの関心は、165億という途方もない額が果たして妥当かどうか、という点にあるみたいです。
いやいや、注目すべきところはそこじゃーないだろ!!
いいですか?
孫正義氏は、
日本人にはできない。
目的達成のためなら、手段は選ばない。
だから、海外から優秀な人材を後継者にする。
と公言しているんですよ。
これに衝撃を受けたのは私だけではないでしょう。
彼の夢を継げるのは、日本人には無理だ!と。
やんわりではなく、後継者を選ぶことではっきりと告げています。
これには本当に衝撃的でした。
少なくとも、ソフトバンクで孫氏の下で10年以上働いている現役の役職者の方々は、自分たちの無能ぶりを恥じたほうが良いです。
彼のもとで働いていながら、こんな優良企業の後継者のリストにすら入れられてないんですから。
それにしても、孫氏のこの選択は、彼にとってはなんでもないかもしれませんが、私のような人間には相当すごい決断です。
この、芯となる目的、信念があって、その目的を達成するためなら手段を選ばない、というスタイルを日本の各自治体はもう少し見習ったほうが良いです。
私自身、地域おこし協力隊として、この鳥取に移り住んできました。
慣習に縛られている日本の企業にはうんざりでした。
地域おこし協力隊であれば、もっと自由に、もっと大胆に、そして、もっとマーケットに近い部分で働ける!!と思っていました。
が、実情は大きくは変わりませんでした。
やはりどこにいっても、新しいことを始めようとすると却下されてしまいます。
「そういうルールだから」
「うちではこういう決まりがあるから」
と、まるでそのルールを破ったら地球が崩壊するかのように、皆さん口をそろえておっしゃいました。
あるところでは、責任者の方が気に入らない、という理由だけで反対された事案もありました。
ルールや慣習といったものがどれだけ大事か、私にもわかります。
それらは、いつでも人を守るべき立場にあるべきです。
しかし、私が出会ったものはそうではない。
誰のためのルールか、何のためのルールか、誰も説明できない。
それを破ったところで、不利益が出そうにもない。
でも、新しいことを始めようとするとそれらが邪魔をする…。
そこにいる人たちは、それらのルールを妄信するしかないんですね。
完全に思考停止状態に陥ってます。
じゃー、そのまま座して死を待てば?
と言いたいのを、グッとこらえて、あの手この手で懐柔しようと試みました。
今現在、どこの自治体も人出不足で悩んでいると思われます。
2014年はほぼ全ての県で人口減少が進みました。
もう日本の人口減少には歯止めはかかりません。
地方の自治体が生き抜くためには、今までと同じやり方では、そのうちジリ貧になってしまいます。
私が知り合った、地域おこし協力隊の方々はそんな地域を少しでも活性化すべく、ある者は志高く、ある者は愛する故郷のために、粉骨砕身して頑張っています。
しかし、受け入れる側の自治体が、昔のルール、慣習に縛られている…
大きなジレンマです。
孫氏には、それがない。
慣習に縛られるということがない。
これが、私が孫氏の決断にエールを送りたい理由です。
孫正義氏の決断はいつもそうです。
自分が良いと思ったもの、世のため人のためになるもの、そういったことにたいして、こうと決めたら必ず実践する。
当たり前のようで、限りなく難しい…。
少なくとも、私はそう感じています。
日本の、各自治体はもっと柔軟になってほしい。
そして、孫正義氏という人間の軌跡をもっと知ってほしい。
彼の経営手腕は、慣習に縛られやすい日本人にもっとも足りない 能力だと私は思っています。
恐らく、ルールや慣習を破って新しいことを始めたら、最初は必ず何か問題が出てくるでしょう。
でも、それらの結果をフィードバックして、新しい道を模索すればいい。
別の方法を試せばいい。
挑戦すればいいと思います。
失敗すればいいと思います。
それらは必ず次につながる、私はそう信じています。
日本は、いつの間にかミスを許さない社会になってしまいました。
それは、どこでもトップがミスを許さないから。
でも、ミスを恐れて何もしないのでは、現状維持することさえできません。
他の地域、国々では次々と新しいことが試みられているのですから。
少しでも、柔軟な自治体が、あるいはトップが現れてくれることを願って。